Back to Releases
Python SDK 2026年3月4日

bedrock-agentcore-sdk-python v1.4.3

エージェントステートイベントのバッファリング機能を追加し、create_event API 呼び出しを最大 60% 削減するパフォーマンス最適化が含まれます。

概要

このリリースでは、AgentCoreMemorySessionManager にエージェントステートイベントのバッファリング機能が追加されました。これにより、create_event API の呼び出し回数が最大 60% 削減され、パフォーマンスが大幅に向上します。

リリース: v1.4.3

新機能

エージェントステートイベントのバッファリング (#295)

この機能でできること:

  • エージェントステートの更新をバッファリングし、バッチ処理で効率的に送信
  • create_event API 呼び出しを最大 60% 削減し、コスト削減とパフォーマンス向上を実現
  • 前バージョンで追加されたメッセージバッファリングと組み合わせて、さらなる効率化が可能

使用例:

from bedrock_agentcore.memory.integrations.strands import (
    AgentCoreMemorySessionManager,
    AgentCoreMemoryConfig,
)
from strands import Agent

# バッチ処理を有効化してエージェントステートのバッファリングを活用
config = AgentCoreMemoryConfig(
    memory_id="your-memory-id",
    session_id="session-123",
    actor_id="user-456",
    batch_size=10,  # バッチサイズを 1 より大きくするとバッファリングが有効化
    flush_interval_seconds=30.0,  # オプション: 定期的な自動フラッシュ
)

session_manager = AgentCoreMemorySessionManager(
    agentcore_memory_config=config,
    region_name="us-east-1",
)

agent = Agent(session_manager=session_manager)

# エージェントステートの更新がバッファリングされ、
# バッチサイズに達するか、インターバルで自動フラッシュされる
response = agent("タスクを実行してください")

# 明示的にフラッシュすることも可能
session_manager.close()

ポイント:

  • batch_size > 1 を設定するとエージェントステートのバッファリングが有効化される
  • バッファリングはメッセージとエージェントステートの両方に適用される
  • flush_interval_seconds と組み合わせることで、長時間実行エージェントでも確実にデータを永続化できる
  • テスト結果では create_event 呼び出しが 60% 削減されることが確認されている

まとめ

このリリースでは、エージェントステートイベントのバッファリング機能により、API 呼び出しの効率化とパフォーマンス向上が実現されました。前バージョンのメッセージバッファリング機能と合わせて、AgentCoreMemorySessionManager の総合的なパフォーマンスが大幅に改善されています。