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Strands Python SDK 2026年3月20日

Strands Python SDK v1.32.0 リリース解説

イベントループのサイクルメトリクス修正、Mistral 依存関係の互換性修正、ストリーミング時の toolUse ブロック処理修正など、3 つの重要なバグ修正が含まれます。

概要

このリリースでは、イベントループのサイクルメトリクスが正確に記録されない問題、Mistral SDK 2.0 との互換性問題、およびストリーミング時にツール呼び出しがスキップされる問題が修正されています。特にマルチサイクルのエージェント呼び出しや Bedrock 上の Sonnet 4.x モデルを使用している場合に影響する重要な修正です。

リリース: v1.32.0

バグ修正

イベントループのサイクルメトリクス修正 (#1903)

  • 再帰呼び出しで終了するサイクルで end_timeduration が記録されなかった問題を修正
  • これにより total_durationaverage_cycle_time が不正確になっていた
  • マルチサイクルの呼び出しでエージェントのパフォーマンス監視が困難だった問題が解消

修正前:

{
  "total_cycles": 2,
  "total_duration": 2.97,
  "traces": [
    {
      "name": "Cycle 1",
      "end_time": null,
      "duration": null
    }
  ]
}

修正後:

{
  "total_cycles": 2,
  "total_duration": 14.80,
  "traces": [
    {
      "name": "Cycle 1",
      "end_time": 1772825275.644092,
      "duration": 11.16
    }
  ]
}

Mistral 依存関係の上限バージョンをピン留め (#1935)

  • mistralai SDK 2.0 がリリースされ、既存の Mistral モデルプロバイダーが動作しなくなる問題を修正
  • 依存関係に上限バージョンを設定して互換性を確保
  • Bedrock Bidi クライアントのバージョンも同様にピン留めし、今後の破壊的変更を防止

ストリーミング時の toolUse ブロック処理を修正 (#1827)

  • 一部のモデル(例: Bedrock 上の Sonnet 4.x)が toolUse ブロックを含むレスポンスでも end_turn を stop reason として返す問題に対応
  • ストリーミングモードでツール実行が完全にスキップされ、未実行のツール呼び出しでエージェントが早期終了してしまう問題を修正
  • ストリーミング完了後、メッセージ内容に toolUse ブロックが含まれる場合は stop reason を tool_use に上書きするよう修正

まとめ

v1.32.0 はメトリクスの精度向上、依存関係の互換性確保、ストリーミング時のツール実行の信頼性向上など、運用環境での安定性を高める重要なバグ修正を含むリリースです。